氣って何?

気の意味は広辞苑によると、『天地間を満たし、宇宙を構成する基本と考えられるもの。

 

また、その動き』『実体を手に取ることはできないが、その存在が感じられるもの』とあります。

 

気はインドではプラーナ、中国ではチィ、英語ではQui、日本語ではキと言っています。

 

気がある、気が置けない、気が進む、気が早い、気に食わない、気は心、気を利かせる、気を許す、気を抜く、気を養う、気を失う、気が短い、気が変わる、気が滅入る、気を楽にする、気が散る、気にかかる、気が知れない、気が乗らない、気が緩む、やる気がある、気が向く、元気、霊気、気温、天気、陽気、吸気、呼気、気分、病気、勇気、空気など。

 

気のつく言葉は、日常の会話の中に随分と多くの氣がつかわれていることに驚かされます。

 

気という文字は、波動であり、目に見えないものの背後にあるパワー、生命エネルギーの源といった定義がなされそうです。

 

気功の功は、積み上げるという意味で、トレーニングの技術です。
その技術習得のプロセスと習得したものを自ら習練していく過程を意味します。

 

目に見える肉体の周辺に、生命の本体というべき、見えないエネルギーがあって、それをコントロールしていく技術の鍛練が気功ということになります。

 

中国では、気には、先天の気と後天の気というのがあります。受胎から母体内10カ月間で培う遺伝子情報のことを先天の気、誕生後の気を後天の気としています。

 

つまり、生まれた瞬間から老化が始り、その老化は避けられないものだということです。

 

先天の気の消耗をいかにして少なくして、五臓六腑の衰えを遅らせるかが問題で、後天の気の取り入れかたがポイントです。

 

だから、誕生後のこの後天の気は、生きていくための気と言えます。
後天の気には、天の気と地の気、混元の気との3つに分けられます。

 

天の気はおもに呼吸から取り入れ、地の気は食べ物から、混元の気は、森や公園の樹木からもらったりします。

 

呼吸法や食事も気功の一部というわけなのです。
先天の気と後天の気をうまく調和させながら、気功法で健康で長生きしましょう。

 

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